「尾道回遊戯曲」とは、まち歩きと演劇が融合した体感型観劇ツアー。
神社仏閣や情緒ある坂道のまち並み、レトロな商店街など、独特な景観や文化的魅力に溢れる箱庭的都市・尾道が舞台です。

見どころ

大宝山・千光寺

千光寺は、大同元年(806年)弘法大師の開基。尾道港を一望する大宝山の中腹にあり、中興は多田満仲公と伝えられています。 珍しい舞台造りの本堂は別名「赤堂」とも呼ばれ、林芙美子も『放浪記』の中で「赤い千光寺の塔が見える」と記しています。33年に一度しか見ることのできない(御開帳)、本尊「千手観世音菩薩」は聖徳太子の御作と伝えられ、昔から「火伏せの観音」として火難除けに霊験あらたかで、今は諸願成就の観音様としてお詣りが絶えません。 風光明媚な港町を一望する千光寺には、多くの文人墨客が訪れています。中でも頼山陽は「六年重ねて来たる千光寺」と漢詩にも詠んでいます。
https://www.senkoufji.jp/

猫の細道

艮神社から天寧寺の三重塔までを結ぶ細い路地。作家の園山春二先生によって生み出された丸い石の猫「福石猫」が多数住みついています。古民家を改修した隠れ家的なカフェやショップ、個人美術館が並びます。よく目をこらすと、道のヒビや窪みなどを猫に見立てたアート作品がいたるところに散りばめられており、不思議な「尾道イーハトーヴ」の世界が表現されています。
https://ihatov.in/cattrail/

艮神社

806年に建立された、旧尾道市内で最古の神社とされている艮神社。境内には、推定樹齢900年、幹の直径7mの巨大なクスノキ群があり、広島県の天然記念物に指定されています。
https://www.ononavi.jp/sightseeing/temple/detail.html?detail_id=332

御袖天満宮

学問の神様・菅原道真公を奉っています。延喜元年(901年)に生前の道真公が船で太宰府へ向かう途中で尾道へ寄ったときに、地元の人たちから麦飯やごちそうをふるまわれたため、そのお礼に自らの着物の片袖を破り自身の姿を描いて与えました。その御袖に由来し「御袖天満宮」と名付けられました。
http://misodetenmangu.or.jp/

愛宕山・西國寺

西國寺は天平年中、行基菩薩創建と伝えられ、真言宗醍醐派の大本山です。ある日、尾道に立ち寄られた行脚の中の行基はその夜、加茂明神の霊夢を見て、その御告げによってこの地に開山したと言い伝えられます。時は西暦729年のこととされています。1066年に本堂炎上、行基作の本尊薬師如来も焼滅しましたが、永保元(1081)年、平安朝白河天皇の勅命により再建今に至ります。 伽藍の規模は正に西国一という意味を込め、西國寺と名付けられました。
http://www.saikokuji.jp/

瑠璃山・浄土寺

転法輪山大乗律院荘厳浄土寺(てんぽうりんざんだいじょうりついんしょうごんじょうどじ)。推古天皇24年(616年)、聖徳太子が開いたとも伝えられています。徳治元年(1306年)に真言律宗系の僧で叡尊の弟子・定証によって中興されました。その後、正中2年(1325年)に焼失しましたが、尾道の有徳人(20代の若夫婦といわれる)道蓮・道性夫妻によって復興されました。現存する国宝の本堂・多宝塔、重要文化財の阿弥陀堂はこの時再興された建物です。
http://ermjp.com/j/temple/

熊野神社

商店街の奥まった奥路地にひっそりと存在する熊野神社。豊富な水源により一帯に3つの井戸を備えていることから、水の神様を祀っています。毎年7月に熊野神社の祭礼「水祭り」が行われており、水細工を施した人形による舞台など多彩な祭事が繰り広げられています。

Mange Tak Resort
Onomichi
(マングタックリゾート 尾道)

宿泊施設のほかに薬膳カフェやルーフトップバー、エステ、ネイルサロンを備えた複合型施設。今回のツアーは、薬膳カフェ「Kiitos」の特製ランチ付きです。またルーフトップバー「Fygge&Fika」では、尾道三山のひとつである千光寺山の幻想的な景色を眺めながらお酒が楽しめます。

四神とは、中国の神話に登場する天の四方の方角を司る霊獣のこと。「東の青龍」「南の朱雀」「西の白虎」「北の玄武」に中央の「黄龍」を加え、万物の要素である五行説に照らして考えられてきました。

尾道三山(大宝山、愛宕山、瑠璃山)の寺院群は、巨石信仰の聖地である向島の「岩屋山」の方角を向いて建てられています。岩屋山を「南」とすると、「西」に大宝山、「北」に愛宕山、「東」に瑠璃山が位置することから「尾道は四神相応の地である」と考えられてきました。

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